犬のトレーニングで最も効果的で有効なものは 犬を誉めることなのは誰しもが知っていることでしょう 。
「誉める」事って奥が深いもので知れば知るほど難しいものです。
あなたの 誉め言葉は愛犬に伝わっていますでしょうか?

簡単な例えなら、
何もしていないのに
「ヨシヨシ、いい子だね」
と言っても犬からみたら達成感の無いものに声をかけられているだけにしか感じないように思えます。
犬のトレーニングの考え方は沢山ありますが原点に戻ると、
野生の頃の狩りや捕食になぞらて考えることが出来ます。
どうやったら獲物を獲得することが出来るのか?
その時得た成功体験は何ものにも代えがたいものだったとも想像が出来ます。
狩りに対してワクワクやドキドキもしていたことでしょう。
狩りや捕食のように頭と体をめい一杯に使って得た達成感が誉めなのです。
現代で狩りをすることなほぼなくなりイエイヌですが
ノウハウは同じことで
獲物=オヤツやオモチャ のご褒美に変わっただけです。
犬たちにどうしたらご褒美を獲得することが出来るのか? を犬に学習させ行動に移させます。

この時に大切な事は、人の誘導と工夫により失敗をさせない事です。
そして成功体験の積み重ねが犬に自信をつけ、本当の意味での誉められる喜びを身につけ、犬の自発的な行動が促進します。
犬の理解レベルやヤル気や集中力に応じた課題を当てることでより高い達成感を感じる事に繋がります。
もちろん失敗は負の学習ですから失敗をさせるようなことは厳禁です。
「誉める」
掘り下げて考えると本当に難しくなります。
本質は変わりませんがもっと奥が深いものです。
ですがシンプルに言ってしまえば、
「人も犬も一緒になってひとつの目標に向かって一生懸命に取り組み、達成した事を一緒になって喜ぶこと」 だと考えています。
あなたは愛犬を誉めること出来てますか?
愛犬と一緒にトレーニングを楽しめていますでしょうか。
犬の学習は成功体験の積み重ねです。
積み重る成功体験は人の誘導と工夫によるもので学習させるのが犬のトレーニングです。

犬の失敗は人の失敗でもあります。
叱ったその言葉は自分への戒めとして心に止めておく必要もあることをお忘れなく。
次回は
叱る と怒る の違いをテーマにしたいと思います。
では良い週末をお過ごしください。